ハナばあちゃん!! 〜わたしのヤマのカミサマ〜


イントロダクション

いい所なんだけどなぁ。

 住む人も来る人も、大館・北秋田が良い所であるということを口にする反面、「何もない」とも言う。では私たちの住むこの場所の良さとは何なのか?

 おおだて映像計画は、来訪者を増やすことで地域を元気にしようと、地域プロモーションビデオ『北秋時間 〜Time of The Northern Akita〜』に続き、映画『ハナばあちゃん!! 〜わたしのヤマのカミサマ〜』を制作。大館・北秋田地方の良さとメッセージを盛り込みました。

 自分たちの住む場所への愛着と感謝が無ければ人々は離れ、次第に地域の活力は失われます。しかし「幸せの青い鳥」を外に求めている間は、彷徨い続けるだけかもしれません。

 私たちは見慣れた風景や自然、周囲からの支えをつい「当たり前」と思ってしまいがちです。「何もない」と感じたら心が乾いている証拠。本当に何もないのか内面に問いかけ、「何か」の存在に気がついてほしいと思います。

 企画段階から地方の若者たちが関わり、プロと一緒に作品を作り上げていく本作品のプロセスは、映画業界の常識を大きく覆す試みで、各方面から注目されています。私たちはこれを「大館・北秋田発信ムービー」という新たな流れとして発信していこうと考えています。

キャスト情報

主なキャストをお知らせします。


入山 法子

入山 法子

喫茶店の看板娘 ハナの孫 山野 実香

1985年生まれ、埼玉県出身。

NHK「祝女」などTVドラマやCMに多数出演。モデルとしても活躍中。映画は本作の他に「SP THE MOTION PICTURE 革命篇」「SP THE MOTION PICTURE 野望篇」「 ハッピーフライト」など。


渋江 譲二

渋江 譲二

東京のテレビ局ディレクター 所 一志

1983年生まれ、長野県出身。

映画「クロサワ映画」、テレビ朝日「仮面ライダー響鬼」、日本テレビ「ホタルノヒカリ」、「貧乏男子ボンビーメン」などに出演したほか、舞台などにも多数出演。


岩田 さゆり

岩田 さゆり

実香の後輩/書店の娘 浅田 理美

1990年生まれ、静岡県出身。

映画「ソラニン」「うた魂♪」、「ルパンの奇巌城」、TBS「3年B組金八先生」、フジテレビ「赤い糸」など多数出演したほか、コマーシャルなどでも活躍中。


秋田 真琴

秋田 真琴

元アイドル 湊 マヤ

1986年生まれ、東京都出身。

2005年ミス立教大学コンテストでグランプリ。日本テレビ「OLにっぽん」、TBS「ブラッディマンディ」、NHK「ゲゲゲの女房」などのほか、映画などにも多数出演。


京田 尚子

京田 尚子

喫茶店の主人 山野 ハナ

東京都出身。

アニメ「ポパイ」(オリーブ)、映画「風の谷のナウシカ」(大ババ)、映画「タイタニック」(老ローズ)などの声優として活躍するほか、NHK「ママさんバレーでつかまえて」などにも出演。


花ヶ前 浩一

温泉旅館主人
日景 昭

内藤 トモヤ

農家
畠山 竜男

下平 ヒロシ

曲げわっぱ製造会社社長
虻川誠司

北山 雅康

鉄道マン
川藤 清

田中 総一郎

黒ずくめの男

高田 賢一

テレビ局プロデューサー
深田 孝太郎

栁館 周

温泉旅館・昭の息子
日景 昭一

中帆 登美

きりたんぽ店の
女将


スタッフ

スタッフ

ストーリー

 

「ハナばあちゃん」が切り盛りする「喫茶おだて」は今日もばあちゃんを慕ってやってくる多くのお客で賑わっていた。孫娘の「実香」は母を早くに亡くし、父も失踪するという境遇にありながらも、ハナばあちゃんと一緒に気丈に店を手伝っていた。

 

そんなハナばあちゃんも、病に倒れ亡くなってしまう。不思議なメッセージの書かれた1枚の紙片を残して…。

 

主を亡くした「喫茶おだて」はかつての賑わいはなく、常連のオヤジ3人組が毎日入り浸ってコーヒーをすする程度だった。実香は店を守ろうと、後輩の「理美」をアルバイトに雇い奮闘するが、いかんせん実香の料理はまずくて食べられない。常連客は心配しながらも何の手立てもなく、そして自分たちもまた後継者や商売の不振など、それぞれが悩みを抱えており、愚痴をいう毎日だった。

 

静かな「喫茶おだて」に一見して地元の人間ではないと思われる客が訪れ、事件が起きる。東京から取材で訪れたお調子者テレビマンの「所」。関西弁を話す謎の男。そしていつから来ていたのか、店に来ては文句ばかり言う黒尽くめの男、そして元アイドル「湊マヤ」。

 

大館を訪れた客達は口々に「ここには何もない」と言い、また地元のオヤジ達も同じことを口走る中、「理美」は一人「大館にはいいものがたくさんある!」と突っ張る。

 

「喫茶おだて」では実香の料理の猛特訓が続けられていたが、客達も巻き込み遂に「幻」のメニューが完成する。そこで実香はハナばあちゃんが遺したメッセージの意味に気付き始める。

 

「事件」を通して、店に出入りする客達が抱えていた問題が一つ一つ克服されていく。まるで「何か」に癒されているように。東京からたどり着いた都会人たちは大館の持つ力で自分たちの傷ついた心を知り、その価値を知る。地元の人々はその姿を見て自分たちの本当の価値を知る。

 「何もないのに何かがある」 
 その「何か」に気づいた人たちは幸せになれる…。

(上映時間 約125分)

プロダクションノート

「大館で映画を創るということ」

 大館で映画を創ろうという話は、平成20年夏、大館の若手経営者らと地域活性化プロデューサー・渡邊竜一との出逢いから始まった。

 「映画で地域を元気づけることが出来る」という渡邊の言葉に、大館のメンバーは「博打は出来ない」と考えた。渡邊は旅行雑誌や映画ロケ情報誌の編集長などの経験があり、「ロケ誘致では地域には思い出しか残らないものが多い。地域が元気になるための仕組みを組み込んだ映画を創らないか。」と何度も大館に足を運んだ。

 そして「ジャパン・ロケーション・マーケット2009 in 大館」を開催。400人を超える市民が集まった。「大館から映画を創り、地域を発信しよう!」大館が熱を帯びた瞬間だった。

「腕試し「北秋時間」

 平成21年夏、地域プロモーションビデオ『北秋時間 〜Time of the Northern Akita〜』を撮影。短編を組み合わせ大館・北秋田への旅情を誘う美しい映像が評価され、「SSFF & ASIA 2010 ショートショートフィルムフェスティバル 旅シヨーット!部門」で優秀賞を受賞。

 小作品ではあるが、撮影までの段取りや現場の動きなど、映像制作のプロ集団と大館側の腕試し的要素もあった。大館側はプロの仕事の進め方を学び、制作側は現地コーディネートのスピード感に驚き、そして何よりもお互いの信頼と、ロケ地となる地域への認識が深まった。

「言葉にできないもどかしさ」

 そして映画制作に向けての下準備が始まったが、思わぬところで困難を極めた。

 「何を撮るか。」

 映画というからには「伝えたいこと」が無ければ始まらない。「地域を発信したい」という思いはあっても、具体的に何を入れ込めばいいのか。あらかじめ地域資源をリサーチしていたものの、「これ」といったものがない。『北秋時間』では言葉に出来ないもどかしさが「何もないけど、何かがある」というキャッチコピーで表現された。

 しかし大館・北秋田の良さを漠然と感じていたのは大館の人間だけではなく、東京からロケハンに訪れるプロデューサーやスタッフも同じだった。「何もないんだけど、大館に来るとゆっくり出来るよね。」「癒されるね。」

 焦るメンバーにエグゼクティブ・プロデューサーの三代川があおる。「決まらなければ、“きりたんぽムービー”になっちゃうよ。」逆に渡邊が「“きりたんぽムービー”でも面白いと思うけど、いいの?」とけしかける。

 大館側のメンバーは初心に戻り、我々がこの地域の良さとして感じているものは何か?、外からはどう見られているのか?、何度何度もミーティングを重ねワークショップ的手法でキーワードを集約する作業を続けた。

 そして、この地域の良さを「人の優しさ」「自然を身近なものとしている生活とその精神性」に集約、そのシンボルに「おばあちゃん」「山の神様」を充てた。この二つは今の日本が失いかけたものを包含しているのではないか。大館・北秋田からのメッセージが生まれた。

 今、映像による言葉を得た大館・北秋田の新たな物語が始まる。

主題歌「ただいま」

ただいま 竹仲 絵里 

作詩・作曲 / 竹仲絵里

懐かしい空の香り
風を受け木々と語る
求めたり 憎み合ったり
見失った本当の自分

遠回り 辿り着いた
あの頃の心のふるさと

  ありがとう ただいま
  ずっと待ってくれてたんだね
  重ね合う優しさが
  私に教えてくれたこと

変わること 変わらないこと
それぞれが 自分らしさ

目を閉じて浮かんでくる
あの人が残した言葉が

  聴こえるよ おかえり
  たとえ二度と逢えなくても
  響き合う心が
  私に力をくれるから

  ありがとう ただいま
  ひとりきりじゃなかったんだね
  終わらない絆が
  私に教えてくれたこと

竹仲 絵里のプロフィール

竹仲 絵里

1980年生まれ、AB型。

幼少の頃から、父親が聴いていたジョニ・ミッチェルやキャロル・キングなど70'sの音楽を聴いて育ち、カーペンターズのカレンの声に衝撃を受け、歌い始めたのが竹仲絵里の音楽の原点である。

優しく包み込んでくれるような歌声と凜としたギターを弾く姿がとても印象的であり、ライブでのアグレッシブなパフォーマンスの評価も高いアーティストである。

公式サイト:http://eri-takenaka.com



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